不動産用語集

負動産


負動産とは、売りに出しても売れない、ならば貸そうとしても借り手もつかない
不動産のことで、造語です。


(ここから先は、アムズ代表者の独断による補足と言うか、解説のようなもの)

私がこの業界に入ったのは30年以上前の事ですが、
当時は日本列島改造論の余熱がまだ残っていて、
不動産は上がることはあっても下がることは無いと
誰もが思っていました。


それからしばらくして、バブルに突入しましたので、
いよいよどんなに条件の悪い不動産でも、
それなりに値がついたものです。


今から考えると不思議ですが、
造成をすれば造成費がすごくかかり
周辺の完成宅地より総額が高くなる、
田や山林などの未造成地。
再建築不可能な無道地。

そんな負動産でも売れたんです。


そして今、少子高齢化で家は余り、
少しでも条件の悪い不動産は売れない時代になりました。


特に人口の減っている地域は、その傾向が顕著で、
当社も買取依頼がある物件のなかで、
「タダでも良いので引き取ってもらえないか。」
との話しが、月に一件くらいはありますが、お断りしています。


もらうのはタダでも、名義が移った後は、
固定資産税も毎年かかってきますし、草刈りもしなければいけません。


管理責任がありますから、古家が建っていたり、よう壁があれば
家やよう壁が崩れないか、火が出たりしないか等の
心配もしなければいけません。


そんな色々な事を考えていたら、タダでも要りません。となる訳です。

地方では、そんな感じですが、しかし関東では違うようですね。


少し前にお会いした売主さんは首都圏在住で、
相続でもめて弁護士費用を支払ったうえで、
北九州の不動産を、相続したそうです。


やっと自分名儀になったので、処分しようとして
不動産業者を回ったら、どこの業者にも
買取不可と言われて、途方に暮れていました。


首都圏は人口が増え続けていますので、
条件の悪い不動産でも、買取不可など
考えられないそうです。


買取不可物件なのに、固定資産税評価がそれなりにあって
税金がかかってくるのは、なぜなんだと怒っていました。


こんな事なら相続放棄しておけば良かったと
言っておられましたが、相続前に少し調べれば
分かったはずです。


こんなふうに地方では、「不動産」が「負動産」
になっているケースも増えてきましたが、
「負動産」には思い切って固定資産税をゼロにする
などの手はうてないものでしょうか。


固定資産税がかからなければ、一代限りで住めるだけ住む、
畑などで利用したい、そんな人も出てきて
利用されるはずだと思ったりします。


ただ、そんなことは、税収難の現状では現実的ではありません。
現実は難あり負動産でも、固定資産税もかかれば、管理責任もあります。



ということでここで宣伝です。


北九州で難あり不動産を親から相続した、しかし活用方法が無い方は
ダメ元で一度当社に相談してみてください。

安くても良ければ、場合によってはアムズで買い取る事も
あるかもしれません。あくまでも場合によってはの、但し書き付きですが。


(平成29年9月現在の私見です。)

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